皆さん、おはようございます。いい天気ですね。お出かけしたいです。
ところで、デザインを勉強中で、こんなお悩みありませんか?
「デザインしてみたけど、なんか、いまいち。。。ぱっとしないというか。。。」実は、デザインはメリハリなんです。コントラストをつけると、一気にプロっぽくなります。
そこで、今回はコントラストの重要性とつけ方について解説します。
- 1 どうして、コントラストが重要なのか?
- 2 失敗しないコントラストのつけ方。
- 3 まとめ
1 どうして、コントラストが重要なのか?
デザインには、じつは優先順位があるんです。
デザインは主に三つの要素に分解できます。
1キャッチコピー
2ビジュアル
3ボディコピー
そして、1と2のどちらを主役にするかで、大きく印象が変わります。例えば、キャッチコピーを主役にするなら、一番キャッチコピーが目立つようにデザインします。逆に、ビジュアルが主役なら、余計な言葉は入れず、こっちを引き立たせます。
そこで、大切になるのがコントラストです。コントラストとは、強弱のことです。強く主張する部分と、他を引き立たせる弱い部分との差が大きいほどコントラストが強くなります。
デザインをするときは、まずどこを主役にして、どこを脇役にするのかを考えることが重要です。
2 失敗しないコントラストのつけ方。
コントラストのつけ方は、4つあります。
1サイズを大きくする
2色を強くする
3余白を周りに作る
4装飾を加える
この4っつです。ひとつずつ解説して行きます。
1サイズを大きくする。
目立たせたい部分を大きくします。ポイントは、他の部分より大きくすることです。主役と脇役のサイズの差をジャンプ率といいます。ジャンプ率が大きいほど、コントラストが強くなります。下の広告をご覧ください。
「雪舟」の部分が大きく、「花鳥を描く」の部分が小さくなっています。こうすることで、「雪舟」という部分が目立ちます。
また、コントラストをつくることで、リズムが生まれます。大きい部分から、小さい部分に視線は流れるので、見る順番もコントロールできるわけです。
2色を強くする
デザインでは、ワンポイントで強い色をつかうとコントラストを作ることができます。
若沖の部分が、ビビットなレッドピンクになっています。暖色系の色は、飛び出してくるように見えるので、目立ちます。また、周りの色がモノトーン系です。
そのため、色でもコントラストがついているため、より引き立つように設計されています。このように、一部だけ強い色をつかうと、アイキャッチを作ることができます。
3余白を周りに作る
実は、余白はデザインの一部です。また、広い余白はフレームの役割を果たします。余白の中にポツンと文字があると自然と、目が惹きつけられます。
広い余白の中に、ポツンとコピーがあります。なんだか、しずかな場所でポツリと、耳打ちされたような。そんな雰囲気です。
サイズはそれほど大きくありませんが、一目でこれが主役だとわかります。余白を広くとることで、メッセージ性とコントラストを作ることができます。
4装飾を加える
飾りをつけるのも、有効です。他の部分と違うところを見つけると視線が引き寄せられます。文字に一部、装飾をつけているのが、下の広告です。
東京の見慣れた文字の真ん中が切り抜かれ、桜の写真になっています。意外性とインパクトがあり、目が奪われます。視認性よりも、アート性をうまく表現した巧みなグラフィックです。
3 まとめ
このように、デザインではコントラストを意識すると、一気にプロっぽくなります。
コントラストのつけ方は、次の四つです。
1サイズを大きくする
2色を強くする
3余白を周りに作る
4装飾を加える
デザインを見るときは、どこが一番目立つのか、どの順番でビジュアルを見たかを意識すると、デザイナーの意図がわかります。コツコツ行きましょう!