DESACT|Portfolio by Ichikura Kazuki

実は、デザインって見るだけで上達します!見るべきポイントはこちら!

皆さん、おはようございます。今日は、冬ばれですね。気持ちいい天気です。

ところで、デザインを勉強しようと思ったけれど、どうやって勉強したらいいのか、わからないって方いらっしゃいませんか?デザイン、難しいですよね。プロの広告とか見ると、「あんなのどうやってつくるの?」って思います。自分もそうでした。

実は、デザインって見るだけで上達するんです。確かに、色の使い方、画像加工などのテクニックは、訓練が必要です。

でも、見ることが大事なんです。デザインをたくさんみて、「どうしてクリエイターはこういうデザインにしたんだろう?」と研究することで、少しづつデザインスキルが上達します。それでは、押さえるポイントを解説していきます。

  • 1 とにかく最初は、見る(インプット)を増やそう!
  • 2 見るべきポイントは、4つだけ
  • 3 何よりも大事なのは、目的(ゴール)意識すること

1 とにかく最初は、見る(インプット)を増やそう!

デザイン初心者の方は、まず見ることを増やしましょう!たくさん見ることが大事です。
くまモンをデザインした、水野学さんは「センスは知識からはじまる」でこうおっしゃっています。

「センスとは、普通がわかること。」

普通がわかるって、いいものと悪いものがわかるってことなんです。良し悪しがわかるようになるには、とにかく、たくさん見ることが大事です。

たくさん見る中で、「これいいな」とか、「これは微妙だな」っていう感覚がつかめるようになると、いいものが作れるようになります。見ること=知識を増やすことです。

こういったサイクルを回すことで上達していきます!

「遠回りこそが俺の最短の道だった」

と、ジャイロ・ツェペリも言っています。コツコツ行きましょう!

2 見るべきポイントは、4つだけ

デザインは4つの要素に分解できます。

1配色
2フォント
3レイアウト
4グラフィック(写真orイラスト)

この、4つです。見るときは「どうして、この色なんだろう?どうして、このフォントをつかってるんだろう?」と考えることが大事です。

この4つの要素でも、見るべきポイントがあります。分析するときは、要素を分解することが大切です。皆さん、因数分解って聞いたことありますか?数学でやりましたよね。実は、この因数分解、とても役に立つんです。

分析とは「物事をいくつかの要素に分け、その要素・成分・構成などを細かい点まではっきりさせること。」だそうです。分析するときは、「これ。分解できないかな?」って考えてみましょう!

実は、色は次の公式でできています。

配色 = トーン(明度 × 彩度)× 色相

色を見るときは、「この色、赤だけどちょっと、暗めだな。鮮やかさもあるな。なんとなく、高級感を感じるかも」って見るのがおすすめです。同じ色でも色の濃さと、明るさで、印象が変わります。こういったことを観察しましょう。

フォントは、大まかに分けて、明朝体とゴシック体に分けられます。

でも、線の太さや、丸み、コントラス(線の強弱)で印象が変わります。自分がどう感じたかを、分析することが大切です。

レイアウトは、分割されているか、中央に配置されているか?何を強調しているのか?何に一番、目が行ったか?
グラフィックは、トリミングの仕方で印象が変わります。

こういったことを観察して、分析することが上達のコツです。

3 何よりも大事なのは、目的(ゴール)を意識すること

デザインには、目的(ゴール)があります。
ゴールとは、「この人に、こういう行動をしてほしい」というものです。
デザインとは、ゴールを達成するめに、設計することです。

よく、デザインを見た目のことだとおっしゃる方がいます。確かに、意匠という点でグラフィックもデザインの一部です。でも本当の意味は、設計なんです。例えば、この広告をみてどう思いますか?

この広告をみて、ちょっと行ってみたくなりませんか?自分は、アートが好きなのですごい行きたいです。

最初にダリっていう、インパクトのある文字が目に飛び込んできます。そこで、アート好きな人は、「へー!ダリ展やるんだ!」って気が付きます。よく見ると、ダリの文字があの特徴的な髭みたいになっています。そこで、ダリ好きは面白いなって思うわけです。

つまり、この広告のゴールは
「アートが好きな人に、ダリ展にきてもらう」です。そのために、ダリらしさ全開で、インパクトのある配色と、印象的なグラフィックをデザインしています。これがもし、町内会のお祭りの告知みたいだったら、「なんか違うな」ってなります。

デザインは、ターゲットに行動してもらうために設計することです。デザインを見るときは、誰に何をしてもらうためのモノなのかを考えるようにしましょう!